高校生夏休みの"課題図書"として列挙してあった金原ひとみさんの「AMEBIC」という本を自分のバイブルにしていて、その時から大学生くらいまで、金原ひとみさんの本は全部読んでいた。 というか今も本当に思うけど、これを課題図書として書いていた国語の先生は本当に変態だと思う。
社会人になって全然文学小説を読まなくなったけど、ふと思い立って2021年に持っていなかった金原ひとみさんの本を全部買った。 そのあとは、3年もほっぽっていた。 ある日みたことのあるタイトルの一節をTwitterで見つけて「これがタイミングだ!!」と思って読み進めて、いま、おしりまで読んだ。
本当に、「すごい」に尽きる。 やっぱり好きだなこの人の書く文。
読み進めてすぐに、体調が悪くなった。なんというか、地味に気持ち悪い、みたいな。 架空の物語が体調を変えるのが本当にすごいことだよなって久しぶりに感動した。 (他の著書を読んでいても、この感覚になるので)
そのあとはもう読み始めると3時間くらい平気で読んでしまうから大変。 だいたい寝る前に読んで、こんな夜遅くになってしまう。没入感がすごい。 無意識層にある感情が、文字になって表現されているんだよな。 じぶんの現実と離れているものが書かれているので、100%共感って感じじゃないんだけど、状況違うけどこう考えているときあるな〜わかる〜、ってなる。
個人的に1番好きなのは178pおしりのところ〜180pまんなかくらいまでの怒涛の文章。
とにかく、おもしろかった。 かんどうした。 よんでよかった。
同じ本を読んで感想を言い合うみたいな体験はそんなにしたことないし(技術書はあんなにあるのに)、この先「アタラクシア」でできるかもわからないから、ブログにピュン(っ'-')╮=͟͟͞͞🌹