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Architecture Decision Record を一年運用してみた をみたよ / asumikam #phpcon_odawara Advent Calendar

adventar.org

これは、asumikam #phpcon_odawara Advent Calendarの10日目の記事です🎄 本日は「Architecture Decision Record を一年運用してみた」の感想を書いていきます!

💡 トーク概要・動画 fortee.jp

📖 スライド speakerdeck.com

感想

ADRとは何か、何のためにあるか、上手な書き方、そして1年経った今どうなっていたか、という登壇をしていただきました。 全体を通して軽快に語ってくれるのでききやすく、そして共感する部分が多いトークでほんと素敵でした。

絵空事ではなく、実際に運用していてどうだったかが語られている登壇は尊いですね。 最近だと、YAPC::Hakodateでonkさんが発表していた ADRを運用して3年経った僕らの現在地 - Speaker Deck という発表もありましたね。 続けているところが出してくれるレポありがたい!!

hanhanさんは、ADRはソフトウェアに関連する決定・経緯を記録しておくもの、とした上で、「おれたちのADRの位置付けは自分たちで決める」というふうに喋っていました。 どのような課題感があって、どのようなことを解決したいか、そこを明確にした上で必要であればADRを書こう、というメッセージに思いました。 実際にhanhanさんの現場でも"チーム内での情報がチーム外に共有できていない(存在するが、たどり着きにくい)"という課題があったみたいです。 これは普通にめちゃくちゃ大事だと思っていて、そこの課題感が共有されていないと(課題と思ってもらわないと)普及しないだろうので、大きい組織でこれを成し遂げてるのはすごいですね・・・!

上記が実際に使っているテンプレートだそうです。公開してもらえるのありがたい。 特に良いな〜と思ったのは「コンプライアンス」のところです。 規律を守るためにどうしていくか、のHOWの部分が書かれていると、見る側としてはめちゃくちゃ想像がつきやすいな、と思いました。

発表を聞いている途中で「ADRの粒度とかどうやって揃えてるんだろうな〜」と思っていましたが、登壇中に「広い心で若干の粒度の違いは受け止めている」ときていたので、まあここの統一は難しいよなぁと思いました。 どの程度具体的に、抽象的に書かれているのか、は知りたいなとは思ったのですが、これらも結局「おれたちのADRの位置付けは自分たちで決める」なので、組織で合わせていけば良さそう。 ADRが欲しいのであれば、目の前の具体的な事象、書きたいことをADRに落とし込んでみてみれば良さそ、って思いました。

そして0→1でADRを書く文化を作るにはそれなりの体力がいるだろうな〜...と思っていたのですが、最後に一番大事なこととして「情熱」と言っており、あ〜hanhanさんのこういうところが好きなんだよな〜〜という感じでした。 結局成し遂げるためには炎を燃やさないとやっていけないですよね。わかる。人生じゃん。

富所 亮さん、登壇ありがとうございました

地に足のついた活動をしているかと思えば、急に地から足を離したような(?)登壇をしたり、hanhanさんの底力に驚かされてばかりです。 またYokohama North もくもく会しましょう!!執筆おつかれさまでした!!!!!