#あすみかんの上にあすみかん

#たのしいことしかかかないことをここに決意します

「読み手につたわる文章 - テクニカルライティング」を読んだ

techbookfest.org

以前購入していた「読み手につたわる文章 - テクニカルライティング」の物理本が届きました。 お出かけにもっていって電車で読みました📖

横浜→小田原間の1時間で余裕で読めるボリューム感でめちゃくちゃちょうど良かったです。うれしい。

小バッグにシュッとはいって嬉しい

感想

1章にだいじなことが詰まっていて良かった

「「知らない」と書けない」「まずはいっぱい読んでいっぱい書こう」「完璧主義より完成主義」あたりの見出しの話がとっても好きでした。つまりほとんど全部なのですがw

「「知らない」と書けない」

自分が登壇資料やブログを書いてる時に、文章を紡ごうとしてうまい言葉がでてこない→知っていることの解像度が低いから調べる、の手順をよく踏んでいるな、と気づきました。「書きにくい」ときは「まだ知らない部分がある」のシグナルなんだな、と再認識できました。

「まずはいっぱい読んでいっぱい書こう」

これーーー!!!マジでめっちょ思っていて、ここ最近は社内でも「量が質を生むから!!!」と何度も発信していました。 元々は私も文章を書くのに時間がかかっていたのですが、ブログや社内記事に自分の言葉をよく書くようになって、文章を書くスムーズ具合が上がった体感があります。

最近は自分の中で「とっ散らかってるけどまとまりたい思考」ができたときにブログに残した方がお得だな、という価値観ができました。 これを整理して言語化している時にしか得られない成長がある感じがする。

「完璧主義より完成主義」

これーーー!!!!!!(2度目) 私は登壇したりイベントがあるごとにふりかえりブログをはやく書くようにしているのですが(やる気があるうちに書きたいので)、見出しを発散でガーッと書いて、筆が乗らないところはもう見出しごと消しちゃう、みたいなことをやります。出してからも編集できるし!!!「できた!公開!!!」の速さがその後の改善にもつながると信じています。

そして、完成させたあとに「書いたブログに対してふりかえりする行為」が大事なのではないか、と思いました。 私は時間を空けつつ、書いたブログを5回〜10回くらい読んでいます。(???読みすぎか) 「こいつ、おもろいこと書くやん」と思いながら読んでいる節もあるのですが、何度も読むことで「誤字脱字しとる」とか「読む時に詰まるな」とか「ここの言い回しもっと面白くできそう」とか、なんか色々気づいて修正することを繰り返しています。

なんなら自分の登壇も数回みています・・・。もっと面白い持っていき方や伝わりやすい喋り方ができるように。 どうしても「自分」なので客観的視点では見られないですが、「早口だな」とか「断定していない部分が多くて聞きづらいな」とか「予防線張りすぎて中弛みしてんな」とか、毎回気づくことがあるので、スキルアップに役立っているんじゃないかな、と思います。

人へのレビューの指標にもなる

人の文章を読むのも好きなので社内記事とかもわりと見るようにしているのですが、「なんか全体的にふんわり読みにくいな〜」と思うことがあります。そのときのレビューする指標や心意気として言語化して落とし込まれているのがありがたいです。(もちろん自分にも適用できる)

  • 正しい表記/正しい句読点を使う
  • 一息で読めるか?読めないなら長い文章になっている
  • 読みにくい文章があったら、差分を残しておきつつ、良い一文を作っていく

他にもありましたが特に印象に残ったのはこの3つです。

「読みやすい」をどこまで追求するかどうか、は個人間でブレることはありそうだな〜と思いつつも、ふんわりした提案ではなく具体的に提案していこう、と思いました。

おわりに

めちゃくちゃ読みやすく、例もたくさん盛り込まれていてスムーズに読めてめちゃくちゃ体験がよかったです!!「読了」として積めるのがうれしい。 技術同人誌、ボリューム感がちょうどよくて「技術記事」と「書籍」の間のような感覚で読めていいな〜と思いました(これは同人誌によるか)

gihyo.jp

あとは、最近「Software Design 2024年4月号」のテクニカルライティングの特集も読んでいたので、合わせて自分の中に落とし込まれた感じがあって良かったです🐰🥕